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2022年3月5日土曜日

蠍座の占いは悪く書かれている?! その真偽について検証・解説

検証


占いで悪く言われるというのを何をもって定義したらいいのかわかりませんが

占星術で蠍座と山羊座はやや露悪的に形容されがちです。

当たってたらまあいいんですが、しかも当たってない

今回は蠍座の話をします。


星占いでの蠍座の扱い

星占いやホロスコープでは

蠍座の良いところが無視されて一部の能力が過大評価されているような状態です。


そしてどの占いにもステレオタイプみたいなことが書いてあって

「このサイトもあの本も蠍座の部分だけ定型文を使っているのだろうか?」と笑ってしまうこともしばしば。

https://saki-kisaki.hatenablog.com/entry/2021/01/16/173535

>>目立つな、主役になるな、縁の下の力持ちでいろ

まあこれは言い過ぎですが

蠍座の人は人前に立つ職業は適さないとか書いてあることが多いですね。

ちなみにこれは大間違いです。

私は星よみに関して断言を避けますが、これははっきり言っておきます。


蠍座は実は獅子座とトップを争いあうくらいのでたがりです。(太陽星座の話)

自他ともに認める出しゃばりの獅子座とは違い蠍座は自分の積極性に気付いていない節はあります。

とはいえ地味とか暗いとか友達がいないとか言われるのは嫌いです。


だからこそ蠍座は蠍座の性格占いを見て「蠍座、悪く書かれすぎ!」と思う方が多いはず。

引用した記事の手紙の主ご本人も、もしも人前に立つのが大嫌いで目立ちたくない!という性格の方なら蠍座の占いのステレオタイプは嫌ではなかったはず。



占いでは無視されている蠍座のいいところ

暗いとか友達が少ないとか場合によっては失礼ともとれるようなことは蠍座の占いにたくさん書かれていますが、大体能力は高く評価されています。

努力ができるとか、集中力があるとか、身近な人に慕われるとか。

とってもいいことも書いてありますよ。

蠍座の人は作業をしているときに気が散らない人が多いです。

ちなみにもう一つ蠍座の占いのステレオタイプである鋭い洞察力や真髄を突いた一言でダウンさせるという能力  (?)も評価されていますがそれができるかどうかは人によります。


蠍座は評価されるためにひたむきに努力したり

パフォーマンスして周りを楽しませてくれるサインです。

獅子座と似た部分がありますが蠍座はもっと人の心に特化することもできるでしょう。



リーダータイプが山羊座だとすると蠍座・獅子座は王様タイプ。


この2星座は自意識が人より強いことを自覚して生活しましょう。


それゆえに思い込みが激しくなることもあります。


ちなみに性格占いではなく朝の占いで蠍座の運勢が悪いということも思い込みです。

元データが消されているのでこちらのブログを参照しました。ありがとうございました。

https://www.garuseek.com/entry/2017/12/04/203935

めざましテレビだけでは蠍座の最下位率は下から3位。

平均順位は上から2番目。

めざましテレビに限る話にはなりますが蠍座の運勢はむしろいいほうなんですよ!


話は逸れますが獅子座の人もまた、自分の順位に憤りを感じることがあるようです。

とはいえ、どの星座の人も自分の星座が最下位になりやすいと思い込む傾向にありますが(笑)



まとめ

話が脱線しましたが蠍座の星占いが当たらないという説が理解されると幸いです。


私は占いは統計学の一種と思っているのでステレオタイプであふれた占いを見るとイラっとしてしまいます。

当ブログでは蠍座に限らず、12星座の誤解されている部分を訂正していく予定です。




上級者向け

※巷の星占いも当たらないしこの記事の内容もしっくりこないという太陽蠍座のみなさんもいるはずです。ぜひ自分のホロスコープをじっくり見てみましょう。

災害の度数やTスクエアで対向サインの影響が出ていないだろうか、ASCのサインは何だろうか、どんな天体がどのようなアスペクトを持っているだろうか。そもそも太陽の影響が薄いチャートなんだろうか。

いろいろ探すことができて面白いと思います。

風のサイン・乙女座サインを持つ人は蠍座の性質がダイレクトに出にくいですし、太陽の度数が16~19°の方は牡牛座っぽさもあります。


他の星座の人もぜひ、自分の星座について書かれていることが正確なのか熟考してみましょう。ちなみに天秤座についての占いも、なかなかめちゃくちゃなの多いですよ~。



さあさあ次の記事は6ハウスへの偏見を暴いていく!です。(早速サインじゃなくなった笑)

2022年2月1日火曜日

月の欠損説についての新たな考察と12星座別の偏見



占星術をかじっている人なら一度は「月は欠損」説を聞いたことがあるのではないだろうか。


本来の月の解釈でいうと、月は

  • 嘘偽りのない本当の性格
  • 幼少期
  • 積極的に使えば一番幸せに近づけるもの

であると表現することが多い。


しかし月の欠損説では月は「自分が本質だと思っているのに、実際は致命的に自分に抜けているもの」を表すとする。


みなさんは「月は欠損」「月は本質」のどちらを支持しているだろうか。


ちなみに筆者は月は欠損とは考えていない。(月は幸せに導くものとも考えていない)


月星座の持つ能力がなくなっていくわけではなく、過剰に求めるので満たされないだけでは?というのが私の仮説である。


月はその人にとっての「当たり前」なので、並み以上に月星座のサイン・ハウスの事象を欲しがる。

→過剰に欲しがるので足りないと感じる。

→自分には月のサイン・ハウスの事象が足りないと感じる。


というループなんじゃないだろうか。



また、年齢期によって星座が変わることはご存じだろう。月の年齢域が終われば、月星座の影響は薄くなる。同様に水星期が終われば水星星座の影響も薄くなる。影響が諸に現れなくなるのは月も他の天体も同じこと。筆者は単に「月」「太陽」「水星」「金星」「火星」をフラットに見ているだけである。


要するに筆者は月星座欠損説支持者でもないし、月こそがわが本質!と主張するわけでもない。


Google先生からの情報をもとに色々な人の考察を読んだが、このような意見はなかったのでブログにしてみた。(既出だったらすみません)


月星座の過剰崇拝?のようなものは常に散見されるのでそこに一石を通じるという意味では月欠損説はとても意義があるように思える。

もっと気になる人は『月の教科書 占星術が誤解していた、この星の真相』という本で確認してみよう。

月の教科書 占星術が誤解していた、この星の真相

読みやすいし、一部のお偉いさんから猛反発を食らいそうな内容のわりに、とっても評判が良い本でもある。

マドモアゼル愛先生はホロスコープ界でありがちな、知識の二番煎じをしないので興味があればおすすめ。


では、月星座についての講釈は垂れたので、月の12星座ごとの偏見を書いてみたいと思う。


牡羊座:待てない。人の話を聞く能力は低くないのに、ゆっくりされると聞けなくなる。「女々しい」行動をとる人や自分が許せない。蟹座とは違う意味で子供の目線に立つことができる。面倒見がいい。


牡牛座:わがまま。自分の心に正直。自分に正直ゆえ非常識な行動をとる人がいるが、基本的に人に施してあげる性質。意外と(?)大金持ちの家庭に生まれる確率が多いわけではなさそうだが、衣食住には困らない幼少期を送るケースが多い。


双子座:勉強ができるか、そうでなければ、どこか自頭の良さを感じさせる。ただ、月の時期に適切な教育を受けないと、頭の回転が速いだけの人になってしまう。知的な生育環境が大切なので、月星座双子の子を持つ親御さんには注意して頂きたい。


蟹座:かなりの「いい人」率が高い。月星座蟹座は平和な家庭よりも苦労するような家庭に生まれやすい運命にあるようだが、本人はそれでも家族を疎ましく思っていない、というケースが多い。水の星座なので暗いと言われがちだが、月星座蟹座はいつも友達を増やしたい明るい人に見える・・・。


獅子座:VIP待遇を受ける家庭環境で育ちやすい。その後もVIP待遇が続くとは限らないが、そこで潰れずやっていけるかどうかで明暗が分かれる。月星座が獅子座の人は、人が自分のために何もしてくれない!と感じた際に、まず自分が相手に何かしてあげているか立ち止まってみよう。


おとめ座:潔癖症の人が多い。反動で奇人を極めることも。小説や音楽に没頭する傾向。本人は普通にしているつもりなのに、もの凄く批判的な物言いをしたり、相手が傷つくことをピンポイントで言ってしまいがち。水瓶座や、双子座同様、理屈っぽくてよく気が付くサインなので…。ただ、蠍座の後半・魚座の色が強いホロスコープでは月乙女座の気質は全体的に弱まる印象。


天秤座:男女でかなり性質が違うと感じる。男性は温厚なタイプ・女性は押しが強いタイプが多い。女性は押しが強くても相手に譲る態度をみせる能力の持ち主。天秤座というサインの特徴には見栄っ張りというものがある。月星座天秤座は見栄っ張りには見えないのだが、実は見栄を張っているのだろうか。月天秤は12星座のなかで一番本音を見せてくれないし秘密を話してくれないので、やっぱりわかりにくい。



蠍座:霊感が発達していたり、子どもの頃に前世の記憶を持っていたりと不思議な体験をしている人がいる。性格はよく秘密主義と形容されるが、秘密というか自分の本性を共有する相手を探しているように見える。なので突然、秘密を話してくることも。本人は自分を暗いと思っているが、傍から見れば超・社交的という人が意外と多い。とりあえず人間というものに向けるパワーが凄いので、人付き合いは狭く深くではなく、広く深く。



射手座:まったくモラルがない暴れ馬のような人物から、老成した哲学者のような人物まで幅広く存在する。いずれにせよ裏表がないという本性は共通。獅子座~蠍座の社交星座4つと比較すると見栄を張る人はきわめて少ない。



山羊座:厳格で経済的には困らない家庭で育つことが多い。(災害の度数ではこの限りではない)厳格な家庭、といってもお年寄りが多い家で育つということもよくある。月山羊座の大人は幼少期に受けた習慣を強く反映していることが多い。男女ともに年上の人物に好感を持ちやすい。


水瓶座:変人?奇人?没個性?

太陽水瓶座には「改革者」という意味があるが、月水瓶座には「個性を隠し通していた過去世」というキーワードがある。月水瓶座は太陽の水瓶座とは異なり「人と違っても大丈夫!」という価値観が皆無な人も。と思えば、変人の象徴のような人もいる。(1ハウス月の人に多い)

よって、人によってかなり性質が違うし、大事にしているものが違う。


うお座:天性の共感力・あっさりと集団に溶け込む力がすごい。月魚座の性質は表面にあらわれないこともあるが実はその人に対する影響力が強い。幼少期は愛憎や感情のしがらみが渦巻くような経験をしやすい。ひたすらぼーっとした子ども時代を過ごす人もいる。

生育環境が人格に及ぼす影響がとても大きい。誰でも受け入れる懐の深さで人から好かれる反面、寂しいと「誰でもいい」状態になりやすい。



あとがき

月星座の欠損説は当たらないと思っている人や、逆に月星座欠損説に強く賛成する人に「なるほど~」と思ってもらえたら嬉しいです。


例えば月星座獅子座と太陽星座獅子座の特徴は異なりますが、水星星座獅子座と太陽星座獅子座の特徴もまた、違うんですよね。


月だから特別ではないよ、というのが今回伝えたかったことです。


ホロスコープを学ぶ前に星座あるあるを読みあさっていたのですが、本物の占星術師が書いたあるあるより、素人があれこれ観察したあるあるのほうが当たっている事に気付きました。(あくまで筆者の感想です)


やっぱり、占星術師はちゃんと勉強する真面目な人ほど、ホロスコープ界隈にあふれる偏見に縛られやすいのかな・・・。正直、ホロスコープ界で溢れている偏見は多すぎるし有害ですらある。(特に天秤座と蠍座あたりに対する決めつけが多すぎ)


なので筆者はあるあるを自分の中でデータ化してから占星術を本格的に学びました。このブログに書いてあることは邪道かもしれませんが実践向きなはず。



ほかにもひねくれ者なりに記事を書いています。

よければチェックしてみてください。

【ASC(アセンダント)】個人的な12星座別特徴



2021年7月18日日曜日

金星星座でわかるあなたのナルシストポイント!【恋愛・お金なども!】


金星とは元来、楽しみや美、愛情をつかさどる星。


ホロスコープでは男性のホロスコープにある金星は理想の女性像を表すなんて言う…。



え、それだけ?

こちらの小惑星の記事でも書いたが


星には多面的な意味があるのに


恋愛についてしか活用しないなんて勿体ない!


というわけで私が提唱する新しい金星の意味を解説したい。


金星の新しい解釈、それは


金星はその人個人のナルシストポイントであるということ。



金星12星座別ナルシストポイント


金星が牡羊座の人は「元気な自分」でいることが好き。



金星が獅子座の人は「華やかでドラマチックな自分」に酔いしれる。まるで人生が一つの劇かのように感じることもある。重度の褒められたがり屋、目立ちたがり屋も多い金星星座。

自分が特別な存在になることに重きを置いている。褒め殺しにはかなり弱く、周囲の人からの評価と自己評価が連動しやすい。そこは金星天秤座と共通しているが「とにかく一番になりたい」「目立ちたい」というはるかに単純で無邪気な願望を持つ。グレなければ明るく楽しい人になる。

普段から浪費家でない人でも突然大きな出費をすることがある。チャラそうな人でも一つのことを熱が冷めることなくずっと好きでいられる継続力を持っている。



金星が乙女座の人は「クレバーで皮肉屋な自分」に酔う…。(笑)人の欠点を細かくつくのが得意で好きなので悪口の言いすぎに注意。 良い方向へ転ぶと楽しみ=知育玩具・読書となることがある知的な金星星座。

金星天秤座がいかにもな「楽しみ」つまり贅沢を好むのに対して、金星乙女座は無駄なモノにはお金をかけない。ただし自分の神経を落ちつかせるためなら高額でも出費する。つつましやかな生活の人を送っている人が多いがお金や物に関心がないのではなく好きだからこそ細心の注意を払う。その分、働き者が多く自立して稼ごうとすることが多い。そしてそんな自分て賢いでしょ、あなたたちとは違うんだからねという態度でふんぞり返る人もいる(笑)が、自分は楽しんでいいのだろうか、もっと仕事をしなくていいのだろうかいつも自問自答しているような謙虚で繊細な人もいる。

海王星・冥王星や天秤座・7ハウスの影響が強すぎなければ最も一途な金星星座。情熱はかくして胸に秘めているタイプ。



金星天秤座のナルシストポイントは人間関係の充実、第三者からみた容姿の良さ。ナルシストポイントはかなり明確だが、100%満たされることがないかもしれない。もしくは、満たされるためには、せかせかと人間関係やファッションに力を尽くす必要がある。

華やかで自己肯定感高そうな人が多いが、人からの評価が崩れると自信がなくなることも。「前髪がキマらないから今日休もうかな~」と言っていた知人も金星天秤座だった。

もともと贅沢好みの貴族気質なので浪費しても罪悪感が薄い。

また案外?人(親の貯蓄etc)のお金でも気を遣わず贅沢する。しかし金星天秤座でも出生チャートの乙女座が強いと、この傾向は軽減される。



金星が魚座の人は「愛にあふれる自分」に酔う。よって人から好かれやすい。

しかし、人からの評価のためにやっているわけではない。そこがまた独特なところ。

ホロスコープで金星魚は恋愛で夢見がちとされるが、恋人だけでなく人類全体に愛を注ぎたいような節がある。悪人も更生できると信じたい。I believe. 人やこの世界の優しさを信じたい。そしてそんな自分が好き。


*余談だが金星は甘ちゃんな星なので、ストイックで理詰めな乙女座とは相性が良くなく、フォールつまり「品位が低い」のだろう。また金星は軽く酔う意味もあるので(酩酊でなくて貴族がシャンパンを嗜む感じを想像してください笑。ちなみに酩酊状態の担当は海王星です。)現実的で批判的な乙女座とも相性が良くない。

ちなみに天秤座は金星を守護星にもつため風星座のなかではチャラチャラしたイメージがあるのかもしれない…。


因みに金星の特徴に触れている記事もあるのでそちらもぜひご一読ください。


この金星の解釈は芸能人や周りの人に当てはめてみても結構あたる。


この人の愛嬌とその根源はどこから来るのだろうと思ったときは金星星座を見るのがおすすめ。


また冒頭の理想の相手の話に戻るが

恋愛中に惹かれる相手は

男女ともに金星を見ればわかるのではないか。

金星は心地よさを表すのだから

金星の星座が表すような相手といると心地よいだろう。

好きなタイプを見るときに

男性の金星だけでなく

女性の金星を見るのもありかと思われる。

じっさい当方が観察してきた中で

自分の金星星座のような男性を好きになっている人はおおくいたが

火星星座のような男性を好きになる女性をほとんど見たことがない(^_^;)



さて話を戻して。



かつての同級生で

中学生までは知的で読書家だったのに

高校生ごろからクラスで根明なお祭り好きなポジション

転向してしまった知人がいるが

彼女は金星獅子座だった。


月は乙女座、水星は天秤座だったから

知的で(乙女座)文章が好き(天秤座)だったんだろう。

そして彼女の中でのキラキラした自分になるためには獅子座的な存在になることが必要だったのだろう。


やはり星の影響力の凄さを感じずにはいられないのだった。

【ホロスコープ】小惑星を読む必要はあるのか

小惑星についてはまだ謎に包まれている部分が多い。


ホロスコープ作成でよく登場する小惑星といえば

キロン・リリス4大小惑星のセレス・パラス・ジュノー・ベスタ

あとはエロスくらいだろう。


このうち惑星と同レベルに重視されるのはキロンのみで


あとは読む人によって見たり見なかったり。


他の小惑星は恋愛の二人の相性図でしか登場しないことも。(・_・;)


個人チャートでも重要な意味があるのにもったいない!



個人チャートにおいて小惑星が重要なタイプ

ホロスコープの特徴は以下である。

  1. 10天体(太陽や月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)のいずれかと小惑星がアスペクトをとっている場合
  2. 1.に加えてその小惑星が目立つ部分(例えば1ハウス・10ハウス)にある場合


1.は特に珍しくないと思うのでかなり多くの人が当てはまることになる。

(すべてのアスペクトが適用されるのか?という問いに対しては、小惑星によって異なるがエロスのように影響力が弱いものは合でなければあまり作用しないと考える、と言っておく)


2.が該当する人は限られているだろう。

例えばリリスが目立つところにあったりライツと合だったりすると蠱惑的で人を魅了する人になる。



ここでそれぞれの小惑星に関する話をしよう。


リリス=エロは間違い

リリスといえば大抵エロチックな話とか恋愛の話ばかりが出てくるが

リリスの意味はその限りではない。

そういう類の本当の担当は小惑星エロスであるはずだ。

リリスを普遍的に言うと「隠そうとしても隠し切れない欲望」というのが正確だと思う。

なのでリリスと個人天体が合している人は「妖しい魅力」になりそうではあるが。

リリスの星座によってもその欲望がエロチックなものなのかそうでないのかは分かれるだろう。

あくまで小惑星エロスとリリスの意味を混合しないように。



巫女集団「ベスタの乙女たち」

ベスタが目立つ場所にあると崇拝される存在になるかも(!?) 

冥王星とは直接関係ないものの(ちなみにベスタは蠍座また乙女座には関係する)

ベスタのカリスマ性は冥王星に似たものがある。

どちらも「何かを犠牲にしてでも成し遂げるパワー」

余談だが1ハウスベスタの人はカリスマも強いがナルシストも多いような。


ベスタの由来について:ベスタが表すのはよく処女性などと言われるがこの解釈は必ずしも正しくない。

ベスタの由来を考えてみれば理由は説明できる。

ローマ時代の初期に、ベスタ神殿に仕えた巫女集団「ベスタの乙女たち」が名前の由来である。

女神の力と一体化する儀式として、男性たちとの交わりを持ったいわゆる「聖なる娼婦」である。

このような歴史背景を考え合わせると、小惑星ベスタには、性に対する神聖視と罪悪感という相反する意識が内包されており、現代人にとってはすっかり乖離してしまった概念である「性」と「聖」の再統合を促す天体ではないかとも考えられる。

ベスタが強い人は時に清廉で禁欲的などと表現されるがそれは正確ではなく

清らかさも生々しさも内包して人を惹き付けるような意味合いを表現するべきである。

確かに、ベスタが強い人は実際の中身は違っていてもでも雰囲気が清純な人は多いかもしれない。

娼婦としての背景がありながらもベスタが処女性と認識され続ける所以はそこにあるのかもしれない。

余談:ベスタのあるハウスによっては「処女性」よりも「犠牲にして取り組む」という意味合いが強くなるように見受けられる。例:ベスタ4ハウス「家族に奉仕する、煩わされるような家族を持つ」、6ハウス「仕事にこれでもかというほど尽力を尽くす」など、やはり「逃れられないもの」として冥王星と働きが似ているな~と個人的には感じている。


ホロスコープの小惑星としての見方としてはベスタは(教科書的には)土星に近いと言われている。(規律と抑制)しかしベスタはそこへ更なる集中力と献身を与えるため、土星とベスタのソフトアスペクトは他のベスタの困難アスペクトを和らげる意味合いがある。

土星ーベスタのアスペクトを持つと、魚座・海王星のふらふら、天秤座の中途半端・八方美人、7ハウスの惑星により人に振り回される事象などをかなり軽減し物事を極める力が与えられる。

土星といえば困難なイメージが付きまとうが出方によってはこのような良い働きをすることもある。



キロンについて

小惑星キロンは、心の傷やトラウマ、そして癒やしを司る天体である。

前世から引き継いだポイントと一般的にいわれるが

幼少期に受けた心理的ショックを表しているという説もある。

この二つの説は全く関係ないわけではなく

月が前世と幼少期を同時に表すように

前世のトラウマ的なこと(=キロンが示していること)を

今世の幼少期でも再度体験することが多いのだろうと考えられる。

また他の人は何とも思わないようなことでも自分にとっては前世の傷だったりするので

幼少期に強くプリントされるのではないだろうか。

キロンの星座は世代的なものなので

出生時間がわかっている人はキロンがあるハウスを見るほうがより正確な情報を得られる。


結論として言いたいのは、気になったらとりあえず小惑星を出してみて損はないということ。


冒頭に個人チャートにおいて小惑星が重要なタイプを書いたが


1ハウスと10ハウスというのはあくまでその人の印象を作る部分として書いたのであり、


他にも解釈の仕方はたくさんある。


1ハウスや10ハウスに小惑星がなくてもその力を発揮している人はいる。


小惑星を軽視せずにいろいろと見てみると新たな発見があるかもしれない。



2021年7月16日金曜日

性格悪い? 双子座に対する誤解

今回は星占いの中において双子座が誤解されていると感じたポイントを解説していきたいと思う。

双子座の人はもちろん他の星座の人も気になったらぜひ目を通していただきたい。


※注意書き※ここに書く双子座とは12星座の1要素としての双子座であり太陽双子座だけをさしているわけではない。ホロスコープはたくさんの要素を包括して慎重にみていくべきである。


1.中性的

占いでは双子座の人は男女ともに中性的であると言われている。


私はあえて双子座は中性的ではなく両性的であると言いたい。


この記事によると


双子座女子は「自分は「女子」に当てはまらないと思っている星座」最下位だそう。

(ちなみに下から2位はガーリーな魚座)


これは性格的に中性的とは言えないよねw


さらにこのデータだけでなく


双子座の人々を観察すると


しっかり自分の性別にアイデンティティを持っているようだ。


しかしそれだけではなく、異性の友達とも普通に仲良くできるし


確かに中性的な容姿の人も多いかもしれない。


自分の中にもう一つ性別を内包しているから


自分自身の性別を認識しやすいと表現するのはどうだろうか。



性別を認識するけど、どっちもアリ。


つまり、双子座は両性的というほうがしっくりくる。


もはや性別を超越しているという意味で中性的(無性的?)なのは水瓶だろう。


ちなみに当Blogの記事にも書いたが


ちなみに天秤座は風星座の中では一番女性的だと言われている。




2.明るい

これも、、、微妙な誤解で。


双子座は明るい面と暗い面、陰と陽を持ち合わせている。


外では笑っていても心は曇っていることもあり。


これが双子座は裏表があるとか言われる原因なんだけど


結局は


いつも自由でたいからその場その場で軽やかな態度をとりたい


という気持ちの表れ。


男性星座・風のエレメントだから湿っぽい感情を前面に押し出すなんて性にあわない。


そよ風のように軽やかに生きたいから。


双子座本人も自分を保つために裏表を作っていて


明るい仮面の下にナイーブな自分を隠していることもある。


重い空気が耐えられない脆さもある。


真実を受け入れるほど強くはないからあえて道化を演じたり嘘をついたり。


双子座は噓つきとか詐欺師とか言われやすいけど


誰も傷つけない嘘なら吐いても問題ない。


ある程度の嘘や二重人格的な態度は双子座の繊細な心を守るために必要なものだから。



3.社交的

これは一概に言えない。


例えば本人は情報収集のためにあっちこっち喋りに行ってだけなのに


周りからは社交的だと思われていたりする(風のエレメントあるある)


もちろん内向的でお喋りじゃないタイプの双子座もいる。


そういう人は何気ない一言が面白かったり突然辛口になったり


文章が得意なことも多い。ギャグを書かすと一流なイメージ。


水星に双子座があると言葉選びが絶妙だったりアイデアが面白かったりと


機知に富んでいることが多い。



4.一つのことに注ぐ集中力がない

これは……風星座全体に対する大きな誤解。


特に双子座は好きなものに対する集中力がすさまじい。


「○○しなきゃ」という強迫観念は薄いのだが


「これ、面白い」と思った時の集中力が高い。


文字を覚えたての子どもを想像すると分かりやすい。


身の周りのいろいろなことに興味を持つが


好きなキャラクターや絵本については四六時中考えていたりする。


関心のないものは一瞬で飽きるので「飽きっぽい」と称されるが


興味の対象が好奇心を満たしてくれる限りワクワクは止まらない。


堅実な目的をもって努力をする土の星座と双子座は対極だといえるだろう。



双子座は頑張らないように見えて頑張っているし


本人も無自覚で努力しているので神経が疲れたと思ったら休息をとるといい。



5.活発

双子座に対する一番大きな誤解として活発だというも特徴がある。


暗くて部屋にこもりがちだと「双子度らしくない性格ですね」などと言われるが


暗くてインドアなのもまたある意味で双子座らしいのである。


双子座という星座の年齢は学童期の児童くらいだと考えると良い。


治発な子どももいるが対照的に内向的な子どももいる。


双子座が活発であるという誤解は「子どもはみんな元気」というステレオタイプに似たものがある。

ただし、他の星座よりも明るい人と暗い人が二極化しやすいかもしれない。


また家と外で性格が真反対という人も多い。




いかがだろうか。

お茶目で知的好奇心が強くナイーブで、二面性がある双子座の魅力が伝わっただろうか。


多くの場合太陽双子座の人に当てはまると思うが

個人天体に双子座がある人にも十分有効である。

ASC双子座の人はさらに当てはまるかもしれない。


天秤座の第三デークの人や

水瓶座の第二デークの人も双子座の性質を持っているので

参考にしてみるのもいいだろう。

*天秤座の第二デークは水瓶座の性質が、天秤座第三デークは双子座の性質が流れ込んできていると一般的に言われる。また水瓶座の第二デークは双子座の性質が、水瓶座の第三デークは天秤座の性質が流れ込んできていると一般的に言われる。

2021年7月14日水曜日

天秤座は風星座の中でも異質? その理由を成り立ちとともに考察!

この記事では天秤座はどうして風星座らしくないと言われるのか私の考えを説明していく。


この記事をもって「天秤座は風星座の中でも異質」と言われるのはなぜなのか
裏付けをとりたい。



 最近よく考えていることがある。

「天秤座らしさってなんだろう」と。

これは占星術を学ぶ上で悩む人は

多いのではないだろうか。

風の星座の特徴は割と理解しやすいだろう。

論理的。知的。

感情より理性。

冷たいと思われることがある。

つまり風はドライなのだ。


風の時代について解説している記事は↓
風の時代とは? 仕事や働き方は? 風の星座の特徴も解説!


「双子座・水瓶座の特徴を説明してください」と言われて

論理的。知的。

感情より理性。

このありきたりな説明をそのまま書いても、ほとんど違和感がない。



それに対して

天秤座座の特徴として

論理だの人に対してドライだの説明されることは多くない。


確かに私個人の感想としても

天秤座の人の言動や趣味からはあまり風のエレメントらしさを感じないことがある。

確かに長い文章が好きだったり冷めているところがあったり

どこかつかみどころがないというのは風星座らしいのだが


双子座や水瓶座とは決定的に違うことがある。

双子座や水瓶座のような

きょろっと好奇心旺盛さが薄い。

また機械音痴ではないものの、水瓶座や双子座に較べるとメカに強いという傾向が薄い。

別に天秤座が特別無能というわけではないが、他の風星座と比較すると情報通信etc.に興味関心が薄いのだろう。


また天秤座には水星座や火星座とは異なり、感情爆発マンは少ないのにもかかわらず

理詰めをきわめていこうとする天秤座は少ない。
(ちなみに理詰めタイプは双子座・水瓶座・乙女座に多い)


そして「人付き合い」についても同じことがいえる。

双子座や水瓶座は会話し情報を交換する。

まさに風のエレメントらしいといえるだろう。

しかし天秤座は情報よりも人間関係を重視するあまり、軽さとりももう少し地に足がついた行動になる。


さらに、天秤座は男性星座の割には安定志向である。

好奇心よりも安全やマナー、世間の目を重視する。

同じ男性星座である双子座、水瓶座、射手座、牡羊座とはその辺が違うような。
(しかし獅子座は男性星座だが安定志向に見える)




さて、天秤座は風星座の中で異質なのか?

それともわたしたち自身や占星術の教科書が天秤座を誤解しているのか?


う~んわからない((+_+))


そこで私は「教科書通りの天秤座ぽい人」を観察してみた!


その結果、得られた結論が

天秤座らしさとは水のエレメントらしさを含んでいる

ということ。


これはどういう意味なのか。
*正直、天秤座でもデークによって性格は変わるとは思われるが。。。




まず天秤座の守護星は何だろう?

金星である。

つまり、天秤座らしさとは「金星らしさ」という意味をふくんでいるということにもなる。


金星はホラリー占星術だと土と水を司る。

水瓶座の旧守護星である土星は火と風

双子座の守護星である水星は風のみを司る。

金星だけ風…ではない??
(水瓶座の守護星・天王星については後述する)




いま書いたホラリー占星術のトリプリシティの考え方は

変則的なルールもあり、

根拠としては弱いかもしれないので

金星についてもう一つ書きたい。


惑星には性質(乾・湿)と性別がある。

水星は乾いた中性。

土星は乾いた男性。

金星は湿った女性。

(水瓶座の現在の主守護星である天王星は
発見されたのが比較的最近なので
この法則が割り当てられていないが、おそらく中性であると推測されている。)


だから

論理的。ドライ。感情より理性。

なんて、金星を守護星とする天秤座の特徴としてはあまり語られないのである。


天秤座らしさが、多少の金星らしさを含むとすると

この金星の特徴は風星座の特徴とはなじまない。

ドライな風のエレメントと、ウェットな金星。

よって、天秤座は風星座のなかで異質といわれるのだろう。





どのように考察したか


⋆この記事では「天秤座」というサインのことを説明しているのであって
「太陽天秤座」について話しているわけではないことに留意していただければ。

人に誕生日を聞きまわって太陽が天秤座の人のホロスコープを見まくったのだが
「天秤座」のステレオタイプのような人びとはほぼ全員、個人天体で水のエレメントが利いているタイプの太陽天秤座だったのである。
eg)金星蠍座だったり、月星座魚座だったり...。

逆に他の風星座2つや乙女座(守護星: 水星)が利いているタイプの
太陽天秤座の人々は辛口理詰め非社交的だったりするので
教科書的な天秤座らしさが以外にも全くなかったりする。
これもかなり面白いのでいつか「金星乙女座の特徴」も書いてみたいと思う。
金星らしさを金星乙女が打ち消しにいくことで
太陽が天秤座でも天秤座らしくない性格になる。
これは面白い。
乙女座は土星座ながら守護星の影響で風のエレメントのような特徴も持っているのでトリッキーである。
さらに余談だが金星蠍座はウェットなので
ドライな金星乙女座と比較すると太陽天秤座らしさが消されにくいと私は感じている。
🔻ちなみに蠍座の記事も書きました🔻

守護星に目をつけると星座の性質がよくわかるので面白い。

とはいえ、天秤座の守護星が金星ではなくエリスだったらこの説は全く意味がなくなるのだが(*_*)


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